コレステロールが多く含まれる食品

日本食品標準成分表2015年版(七訂)に基づき、コレステロールが多く含まれる食品および、少なく含まれる食品をランキング形式で紹介しています。

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コレステロールが多く含まれる食品

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日本食品標準成分表2015年版(七訂)より

コレステロールの摂取

基本的事項

コレステロールは体内で合成できる脂質であり、12~13 mg/kg 体重/日(体重50 kg の人で600~650 mg/日)生産されている154)。摂取されたコレステロールの40~60% が吸収されるが155)、個人間の差が大きく遺伝的背景や代謝状態に影響される。このように経口摂取されるコレステロー ル(食事性コレステロール)は体内で作られるコレステロールの1/3~1/7 を占めるのに過ぎない。また、コレステロールを多く摂取すると肝臓でのコレステロール合成は減少し、逆に少なく摂取するとコレステロール合成は増加し、末梢への補給が一定に保たれるようにフィードバック機構が働く。このためコレステロール摂取量が直接血中総コレステロール値に反映されるわけではない156)

過剰摂取

 動脈硬化関連疾患に関しては、卵(鶏卵)はコレステロール含有率が高く、また日常の摂取量も多いため、卵の摂取量と疾患リスクを調べることにより、コレステロール摂取による疾患リスクが推定されている。卵の摂取量と動脈硬化性疾患罹患との関連を調べた2013 年のメタ・アナリシス157)では、卵の摂取量と冠動脈疾患及び脳卒中罹患との関連は認められていない。日本人を対象にしたコホート研究のNIPPON DATA80 158)でも、卵の摂取量と虚血性心疾患や脳卒中による死亡率との関連はなく、1 日に卵を2 個以上摂取した群とほとんど摂取しない群との死亡率を比べても有意な差は認められていない。卵の摂取量と冠動脈疾患罹患との関連を調べたJPHC 研究159)でも、卵の摂取量と冠動脈罹患との関連は認められていない159)。また、糖尿病患者においても、卵の摂取量と冠動脈疾患罹患との関連は認められておらず、横断的な卵の摂取量と糖尿病有病率との関連も認められていない159)。卵の摂取量でなく、総コレステロール摂取量と各疾患の死亡率との関連を調べた日本人を対象にした観察研究が一つある。ハワイ在住日系中年男性(45~68 歳)を対象とした観察研究37)では、食事性コレステロール摂取量と虚血性心疾患死亡率との間に有意な正の相関を認め、325 mg/1,000 kcal 以上の群で虚血性心疾患死亡率の増加を認めている。ただし、飽和脂肪酸摂取量で調整されていないため、コレステロール摂取自体が原因ではなく、同時に摂取する飽和脂肪酸摂取量が影響している可能性がある。

 がんとの関連について、NIPPON DATA 80 158)で、女性において、卵を2 個/日以上摂取する群(総対象者の上位1.3%)では卵を1 個/日の群に比べ有意ではないが、がん死亡の相対危険が約2 倍になっていた。欧米で発表された症例対照研究でも、コレステロール摂取量と卵巣がん160)や子宮内膜がん161)に正の関連が認められている。また、アメリカ人を対象とした観察研究162)で、コレステロール摂取量最大四分位の群(511 mg/日以上)は、コレステロール摂取量最小四分位の群(156 mg/日以下)と比較して、肝硬変又は肝がんになるハザード比は2.45 で有意に高いことが示されている。

参考文献

37)McGee D, Reed D, Stemmerman G, et al. The relationship of dietary fat and cholesterol to mortality in 10 years : the Honolulu Heart Program. Int J Epidemiol 1985 ; 14 : 97─105.
154)Di Buono M, Jones PJ, Beaumier L, et al. Comparison of deuterium incorporation and mass isotopomer distribution analysis for measurement of human cholesterol biosynthesis. J Lipid Res 2000 ; 41 : 1516─23.
155)Ros E. Intestinal absorption of triglyceride and cholesterol. Dietary and pharmacological inhibition to reduce cardiovascular risk. Atherosclerosis 2000 ; 151 : 357─79.
156)McNamara DJ, Kolb R, Parker TS, et al. Heterogeneity of cholesterol homeostasis in man. Response to changes in dietary fat quality and cholesterol quantity. J Clin Invest 1987 ; 79 : 1729─39.
157)Rong Y, Chen L, Zhu T, et al. Egg consumption and risk of coronary heart disease and stroke : dose-response meta-analysis of prospective cohort studies. BMJ 2013 ; 346 : e8539.
158)Nakamura Y, Okamura T, Tamaki S, et al. Egg consumption, serum cholesterol, and causespecific and all-cause mortality : the National Integrated Project for Prospective Observation of Non-communicable Disease and Its Trends in the Aged, 1980 (NIPPON DATA80). Am J Clin Nutr 2004 ; 80 : 58─63.
159)Nakamura Y, Iso H, Kita Y, et al. Egg consumption, serum total cholesterol concentrations and coronary heart disease incidence : Japan Public Health Center-based prospective study. Br J Nutr 2006 ; 96 : 921─8.
160)Pan SY, Ugnat AM, Mao Y, et al. A case-control study of diet and the risk of ovarian cancer. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 2004 ; 13 : 1521─7.
161)Lucenteforte E, Talamini R, Montella M, et al. Macronutrients, fatty acids and cholesterol intake and endometrial cancer. Ann Oncol 2008 ; 19 : 168─72.
162)Ioannou GN, Morrow OB, Connole ML, et al. Association between dietary nutrient composition and the incidence of cirrhosis or liver cancer in the United States population. Hepatology 2009 ; 50 : 175─84.

日本人の食事摂取基準(2015年版)より

まとめ

いかがでしたでしょうか。

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ぜひ参考にしてみてくださいね。

以上、コレステロールが多く含まれる食品でした。

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