要素
チャートタイプでは各データセットのスタイルを設定することができますが、同じ方法ですべてのデータセットのスタイルを設定したいことがあります。よくある例として、棒グラフ内のすべての棒を同じ色で描きたいが、一方でデータセットごとに塗りつぶし色を変更したいということがあります。 弧および、線、点、矩形の4種類の要素に対してオプションを設定できます。 設定がなされた場合、このオプションは、データセットに添付された設定によって特に上書きされない限り、そのタイプのすべてのオブジェクトに適用されます。
グローバル設定
要素(element
)オプションは、チャートごとあるいはグローバルに設定できます。要素のグローバル設定は Chart.defaults.global.elements
で定義されています。たとえば、すべての棒グラフの境界線幅をグローバルに設定するには、次のようにします。
Chart.defaults.global.elements.rectangle.borderWidth = 2;
点の設定
点要素(point elements)は、線グラフまたはバブルチャートの点を表すために使用されます。
グローバル点設定: Chart.defaults.global.elements.point
名前 | 型 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
radius |
Number |
3 |
点の半径。 |
pointStyle |
String |
circle |
点のスタイル。 |
rotation |
Number |
0 |
点の回転角 (度単位)。 |
backgroundColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
点の塗りつぶし色。 |
borderWidth |
Number |
1 |
点の境界線の幅。 |
borderColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
点境界線の色。 |
hitRadius |
Number |
1 |
マウスオーバー検出のために点半径に追加される半径(ピクセル単位)。 |
hoverRadius |
Number |
4 |
マウスオーバー時の点半径。 |
hoverBorderWidth |
Number |
1 |
マウスオーバー時の境界線の太さ。 |
点のスタイル
pointStyle
には、次の値を設定することができます。
'circle'
'cross'
'crossRot'
'dash'
'line'
'rect'
'rectRounded'
'rectRot'
'star'
'triangle'
値が画像の場合、その画像は drawImageを使用してキャンバス上に描画されます。
線の設定
線要素(line elements)は、線グラフの線を表すために使用されます。
グローバル線設定: Chart.defaults.global.elements.line
名前 | 型 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
tension |
Number |
0.4 |
ベジェ曲線の張力(0でベジェ曲線でなくなる)。 |
backgroundColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
線の塗りつぶしの色。 |
borderWidth |
Number |
3 |
線の太さ。 |
borderColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
線のストロークの色。 |
borderCapStyle |
String |
'butt' |
線のキャップスタイル(端の形状) (MDNを参照)。 |
borderDash |
Array |
[] |
ラインダッシュ (MDNを参照)。 |
borderDashOffset |
Number |
0 |
ラインダッシュオフセット (MDNを参照)。 |
borderJoinStyle |
String |
'miter |
ライン結合スタイル (MDNを参照)。 |
capBezierPoints |
Boolean |
true |
true でベジェコントロールをチャート内に維持します。false は制限しません。 |
fill |
Boolean/String |
true |
塗りつぶしの場所。 'zero' , 'top' , 'bottom' , true ('zero' と同じ) または false (塗りつぶしなし)。(訳注: 面グラフを参照してください。) |
stepped |
Boolean |
false |
線を階段状の線として表示するには 'true' を指定します ('tension' は無視されます)。 |
矩形の設定
矩形要素(rectangle elements)は、棒グラフの棒を表すために使用されます。
グローバル矩形設定: Chart.defaults.global.elements.rectangle
名前 | 型 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
backgroundColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
棒の塗りつぶしの色。 |
borderWidth |
Number |
0 |
棒の境界線の幅。 |
borderColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
棒の境界線の色。 |
borderSkipped |
String |
'bottom' |
境界線を除外します。 'bottom' , 'left' , 'top' または 'right' 。 |
弧の設定
円弧(arc)は、鶏頭図、ドーナツチャートおよび円グラフで使用されます。
グローバル弧設定: Chart.defaults.global.elements.arc
.
名前 | 型 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|
backgroundColor |
Color |
'rgba(0,0,0,0.1)' |
弧の塗りつぶしの色。 |
borderColor |
Color |
'#fff' |
弧の境界線の色。 |
borderWidth |
Number |
2 |
弧の境界線の太さ。 |